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運を読み解く

矢沢永吉、そのドラマティック人生 (2011.8.1)
大成功と大借金、そして復活。ドラマチック人生「矢沢永吉」の生き方とは。
世界のロックシンガー、ミックジャガーとポールマッカートニーとの比較で見てみよう。

矢沢永吉:1949年9月14日生

 どんな命で生まれたのか

 彼は「革命家」「勝負師」として生まれた。

運命的に見れば、「比肩」に羊刃がついていて、財から応援を受けて「偏官」もあり、
これに不可欠な「食神」という三つの主要な星を持っている。
これは、何か大きなテーマ、夢に向かって努力し、社会にかなりの影響力を発揮し、夢を達成することのできる命であることを物語っている。自分のイデオロギー、主張、スタイルにこだわり、妥協しない。
だから、彼は政治家であろうが、経済界であろうが、どの分野であっても、自力でのしあがることができる。同じような命の持ち主には、オバマ大統領や、クリントン国務長官、能楽師の山井綱雄らがいる。かなりのリーダーシップがある。
「食神」という星は、道楽の星であり、好きなことにのめりこむ。
文昌、天乙という独特の表現力を発揮する星もあり、華蓋という芸術の星もあるので、音楽の世界に縁をもつことになる。叶えるべきテーマが決まると、その世界の革命児として生きることになる。

ローリングストーンズのミックジャガーの場合は、十二運「絶」と「偏財」の二つの星を持って生まれ、遊びの世界で自分の好きな道を一途に進み、時に恵まれ れば相当な発展を期待できる命である。女縁と金運は強い。矢沢と違う点は、大志を抱くのではなく、好きな道を楽しみながら生きる命であり、タレントのビー トたけし、元横綱の若乃花と同じである。商売センスとタレント性が取り柄である。

ビートルズのポールマッカートニーは、名声の星「正官」と十二運「病」「胎」でできており、野心がなく、好きな道をまじめにコツコツとやっていけば自然に名声と栄誉を得られる命として生まれている。品性も高く、イメ-ジ力は抜群である。

このように観てくると、矢沢永吉は、ローリングストーンズのミックジャガー、ビートルズのポールマッカートニーとは全く違う存在であり、違う生き方だ。その二人は「運」に乗るだけでよかった人であるが、彼はそれを「自ら、俺流でつかみとる」人なのだ。
「成功というものを、絶対つかみとってやると意識して、果たす人」といえる。

しかし、そのように生まれていても、「時」つまり「運」に恵まれなければ実現は不可能である。三人ともに「身旺運」がこなければダメなのだ。

 
開運の時期

それは、22歳からである。矢沢永吉は、12歳から目的、テーマを求め、さまよっていた。優れた才能の持ち主からいろいろなことを学びとる時期を過ぎ、22歳には完全に自分のスタイルを確立し、世間に打ってでたのである。
この22歳から42歳までの20年間は順風満帆の時である。身旺運といって、自分の生きるエネルギーが強くなる運と同時に強い財運成果運も到来していた。大いにリーダーシップを発揮し、成功への道を進んだ。

ミックジャガーは、26歳から身旺運を迎えて、自己実現度の高い運気に入ったが、36歳まではまだ単独で打って出るだけのパワーはなく、遊びの方を優先し がちな時であったが、36歳からは生き方に自信が持て、主役を張れるだけの力量がついた。これは56歳まで続いた。それ以降はエネルギーが減少傾向となり 衰退していく。

ポールマッカートニーは、16歳から身旺が到来しているが、運勢自体はあまりよいものではなく、迷いも多く、主役を張ることはできない。しかし、26歳からの運は非常に恵まれたものとなり、以後76歳までは順調に推移する。彼は、受賞とか名誉運が強い。

  
波乱の人生、その弱点は?

矢沢永吉は攻めに強いが守りに弱い。率直な人柄で、しかも親近感がある。直感力やひらめきは抜群である。しかし、相手と膝をつきあわせて話し合い、納得させる手腕は抜群なのだが、人情に流されやすく、収支のそろばんが崩れやすい欠点がある。
協調性はあるものの、筋を通して、率直に表現する性格のために煙たがられる時もある。目下への面倒見は良い人である。
彼の42歳から52歳までの運気は油断のできない時期であり、思わぬ苦境に遭遇しやすい。金銭面、法律面、家族のことなど身辺にいろいろな問題が発生し、それに苦労する運気である。


なぜ復活できたのか

彼は、52歳からは運勢エネルギーが復活する。超身旺運が到来するため、困難を見事に克服することができる。その上、若さを維持することもできるので、72歳頃まで活躍は可能である。矢沢永吉は十二運「冠帯」で、派手な舞台でパフォーアンスを発揮する。

ミックは十二運「絶」があるので派手な舞台が好きだが、十二運「養」のダブルであるため、愛にもろい。

ポールは十二運「胎」のダブルであるから、素朴で、自分の世界に忠実で他人を意識しないし、欲も少ない。ただ自分のイメージを進めるだけで評価されてしまう。


ロッカーとしての手法

矢沢永吉は、革命家であるから、すべての面でやり手である。だが、十二運「長生」しかも月支元命「正財」であるため、強引そうに見えて、うまく相手や周囲 と調和することができる。相手を犠牲にしてまで己れの主張を通すのではなく、己れの主張は通すが、相手にも利益、成果となるようにする調整力がある。
正財であるから、金銭にはシビアであるが、失敗するのも金銭である。冷静で沈着なあらゆる計算は行き届く方である。十二運「冠帯」が中心個性であるから、頑固な割に協調性があるため人を巻き込むのは上手である。
自己実現の野心を周囲との協調の中で達成しようとする手法である。

ミックは、もとも金運、女運は強い方であるから、時さえ得れば大金を得られるのだ。
衝動的な思い付き、ひらめきを、かなり強引な形で通そうとする。口八丁手八丁で、行動力を発揮して、ショービジネスを演出する。

ポールは、もともと金銭にはシビアーであり、几帳面であるが、ビジネスセンスはない。ひたすら自分の道を進むだけで、時を得て、金と名誉を得られる、といった恵まれた人である。


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