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ISEKAI(伊勢流陰陽五行学)連載記事

女とオタクと老人

女とオタクと老人

21世紀は20世紀とは逆なのだ。
20世紀では、偏差値教育を受け、平均点でよい結果を出し、一流大学を出て、一流会社に入社できれば、あとはその組織の中で自我を殺し、個性を隠して、組織のために尽くす生活が最善でありlそうすれば比較的な安泰な報酬を得て、平均的で安心できる、ということ だった。男はそれを頑張った。そして女は家で子育てとマイホームの安心が確保できた。
景気は常に右肩上がりであり、企業成績も伸びる、したがって収入も上がり気味だった。


今はどうだ、経済は非成長時代だ。男の収入は毎年どんどん減ってきている。生活が厳しい。
だから女は専業主婦では居られない。女が働かなければならないのだ。偏差値サラリーマン受難時代の到来だ。そして労働社会は男から女へときれいに変革した。挙句に子供をしっかりと生み、しっかりじっくり育てる女が少なくなり、女のビジネスチャンスは増えている。
男にしっかり「働いてもらわないと困る時代から、女に働いておらわないと困る時代へ完全に変革した。陽から陰へ、だ。


さらに、個性や自我を殺さねば安泰収入のできにくい時代から、今度は個性やお飲み、自我にこだわっ方が収入が増ええる時代に移った。つまり「オタク」が得をすることにあった。
偏差値は悪いが、なにか一つ得意なもの、好きなものをもつものが勝つのだ。スポーツ、芸能、IT、教授、漫画、音楽、役者、歌手、さらに特殊な世界に生きる者、個性的なことをしている者などだ。
こういう人たちは20世紀では不安定な生活、リスクの多い生き方だと言われていた。だが今は、収入の多いのは行為人たちなのだ。エリートサラリーマンの方が不安定で、リスキーになってしまったのだ。20世紀ではこれらは「正業」ではなく、「偏業」と言われたのだが、いまや逆転した。


さらに、医療や健康意識の発展によって、健康な老人が増えて、人口の大きな部分を占めるようになってきた。これは活気のある社会ではなく、落ち着いた社会を意味し、物ではなく心の内面の充実を求める社会を意味している。物欲より心欲なのだ。自分の心が充実できることが大事なのだ。高収入であること、大きな家に住むこと、ブランドグッズをそろえること、よりリッチになることではないのだ。老人は活力、体力はないが、分別がある。若者よりも見抜く力、選別する力がある。それに今の若者の方が昔の老人、世捨て人のような多いが、逆に老人の方が自分のドラマづくりに積極的である。


企業は大きな売り上げを作ろうとする、ビッグマーケットを狙うというやり方でやっていけなくなる。小さな売り上げでもやれる会社、小さなマーケットでもやっていける手法が必要となる。個人生活でも、小さな幸せを作れるかどうかが重要だ。定収入でも楽しむことができる生活を早く作っておかなければならない。高級車ではなく、生活に最適な車、海外旅行よりも近所の公園、4LDKでなくy、2DKでも幸せを演出できるかどうかが大切になってきている。ほんとに時代は陽から陰なのだ。太陽ではなく、月なのだ。昼ではなく夜の世界なのだ。夜は内部充実、反省、見直しの世界だ。世界もグローバル化ではなく、個別の国意識が強くなる。小さい国が生きやすく、大国は生きにくいのだ。

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